穂高健一氏の講演会が葛飾ケーブルテレビで放送されました
知られざる幕末の動向を紹介 (葛飾ケーブルテレビの2月4日放送分「デイリーニュース葛飾」より) 葛飾区立鎌倉図書館では、区内在住の小説家、穂高健一さんによる講演会が開かれ、 一般にはあまり知られていない、幕末を舞台にした出来事などが紹介されました。 この講演会は穂高さんの専門でもある、江戸・幕末を時代背景としたもので、 1日は区内の歴史愛好家など、およそ80人が参加しました。 講師をつとめた穂高健一さんは広島出身で、現在、葛飾区在住。 穂高さんが講師をつとめていた区民大学の講座を、鎌倉図書館のスタッフが受講していた縁で、 広く自分の知識を伝えたいと、今回の講演会開催となりました。 講演では、先頃、穂高さんが執筆した著書にちなみ、一般には埋もれてしまった 幕末の安芸広島藩が果たした、重要な役割などを紹介しました。 「薩摩藩と長州藩が中心となって、倒幕、新政府樹立をしたとされているが、 長州討伐での戦闘を止めたり、大政奉還の考えを進めたりと、広島藩が大きな役割を果たした事、 長州藩は小説の影響で、中心的な立場のように思われているが、 実際はあまり大きな役割を果たさなかった。」 などと述べました。 更にその後、 裕福だった長州藩が明治新政府の中心になると、広島藩の果たした役割が隠蔽された事や、 260年間対外戦争のなかった、徳川幕府を倒した新政府が日清・日露など、 度々戦争を起こす、軍事国家になった事などを挙げ 「正確な歴史を知らないと、ミスリードをしかねない。 平和を享受するためにも、正しい歴史を学び、後世に語り伝える事を考えてほしい」 と、参加者に呼び掛けました。
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